日時 平成30年6月9日(土)
演題 「高齢者と糖尿病 ~食事&運動編~」
講師 岡田 由紀子 先生
    (春日井市民病院 糖尿病・内分泌内科部長

講演内容

フレイル

  • 年齢に伴って筋力や心身の活力が低下した状態
  • 「fraitlty(フレイルティー)」=「虚弱」「脆弱」
    • 身体的要素…サルコペニア ロコモティブ シンドローム
    • 精神的要素…うつ 認知症
    • 社会的要素…孤独 閉じこもり

フレイユセルフチェック

  • □ 食欲がなくやせてきた気がする
  • □ なかなか疲れがとれなくなった
  • □ 歩くのが遅くなった
  • □ 力が入らなくなってきた
  • □ 出かけるのがおっくうになってきた
  • 3つ以上チェックがついたらフレイユの可能性が…    

フレイユを防ごう

  • 運動のポイントは “筋トレ”
    • 散歩…インターバル散歩が効果的
        • (速足3分⇔ゆっくり歩く3分、止まってはダメ)
    • スロー筋力トレーニング
        • 椅子付きスクワット
  • 上手なたんぱく質の取り方
    • 筋肉のためのたんぱく質摂取
    • 高齢者は野菜より先にたんぱく質を摂取する
    • 乳製品など調理の簡単なものを活用する
    • ミンチなど咀嚼に配慮した調理法で
    • 糖尿病腎症などの合併症に注意
  • 社会生活に積極的に参加しよう
    • 筋肉量が減ると“うつ状態”になりやすい
    • 1日3食とも一人で食べると“孤食”の人は低栄養や歩行速度が落ちやすい
    • 友人・近所付き合いが週に1回以下になるとフレイユのリスク高くなる
    • 就労>ボランティア活動>趣味・けいこ