日時 平成22年5月22日(土)
演題 「知っておきたい不整脈のはなし」
講師 長内宏之先生
(公立陶生病院 循環器部長)
講演内容
正常のリズムとは
- 洞結節からの規則正しく1分間に60-100回生じ、房室結節を伝わって
- 心室へ伝導する興奮
不整脈とは
- いろいろな脈の異常をひっくるめた総称
不整脈による症状
- 動悸…「脈がどきどきする」「脈がドクッとする」「胸の不快感がある」など
- 失神
心房細動でという不整脈で治療を受けている方が圧倒的に多い。
心房細動は、急に脈拍がバラバラに速くなるため動悸を感じることが多い
しかし、無症状で検診で気づかれる場合もある。
さらに塞栓症が初発の症状となることもある。
- 塞栓症…心房内、静脈内等での血液のうっ滞によって血栓が形成され、それらが脳血管や肺動脈に流れていく。
心房細動は脳梗塞の原因になる不整脈であることが最大の問題です
心房細動で脳梗塞を起こす危険な要因は…
- 年齢(75歳以上)
- 高血圧
- うっ血性心不全
- 糖尿病
- 一過性脳虚血発作または脳梗塞の既往
抗凝固薬による治療をします→ワーファリンという薬
- この薬は肝臓で作られる凝固因子の働きを抑えます。