日時 平成26年11月8日(土)
演題 「糖尿病黄斑浮腫、加齢黄斑変性症について」
講師 高橋 明子 先生
(名古屋大学医学部附属病院 眼科 病院助教)
講演内容
糖尿病黄斑浮腫
- 網膜の中心にある黄斑が糖尿病が原因でいたむ病気
- 症状
- ものがかすんで見える
- ものがゆがんで見える
- 視力が低下する
- コントラストが低下する、ものが薄く見える
- 治療
- 全身因子のコントロール
- 血糖コントロール
- 血圧コントロール
- 血中脂質コントロール
- 眼科的治療
- レーザー光凝固術
- 硝子体手術
- 薬物療法
- 抗VEGF療法←薬物療法の第一選択
- ステロイド療法
- 定期的な通院が必要
- 全身因子のコントロール
加齢黄斑変性
- 網膜の中心にある黄斑が加齢に関連していたむ病気
- 萎縮型(ドライ型)と滲出型(ウェット型)がある。
- 症状
- 部分的または中心が暗く見える
- 視界がゆがむ
- コントラストが低下する、ものが薄く見える
- 視力が急激に低下することがある
- 治療
- 抗VEGF療法←薬物療法の第一選択
- 光線力学療法(PDT)
- 定期的な通院が必要
- 予防が大事
- 危険因子は、加齢、喫煙、高血圧、高脂血症、紫外線などであり、なかでも喫煙がエビデンスがもっとも高い。→禁煙が重要